MUKU-DATA   組子細工のドア 杉材  井野元建具
先日、ちょっと用があって井野元さんところにお邪魔したら
組子のドアがあった。
木材倉庫の事務所を作る際にどこかに取り入れたかったが
上手くそこに溶け込ませ調和させる意匠が思いつかずに断念した。
普段、木に触れ自然が作り出した杢や形の造形美に触れてはいるが、
こうした建具屋さんの細かな細工であったり、曲がった木の梁に向かい刻んで組上げる大工さんなど
人間の手で作る技術的なものも、気持ちのどこかに響いてくる。
手作りの良さ、
手から作り出される人間らしい繊細さや力強さ、
心、気持ち、が作ったものから伝わってきて温かさを感じたりする。
井野元さんは秋田?山形?だったかの鳥海山の麓付近の建具屋さんで修業したらしく
まだまだ若いのに(30代後半?40代?)組子細工の技術を習得している。
伝統的な模様は考え尽くされてきて今に繋がっているのだろうが、
現代に合う新たな模様など取り入れても面白いのだろう。
是非どこかでアレンジして使ってみたい細工の一つかと思う。
そういえば、オリンピックイヤーの今年、
全国建具フェアは新潟開催と聞いている。(6月26日~28日まで)
全国の建具屋さんの作ったものが新潟で見れるのはありがたいし
是非、見に行こうと思っている。

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